アメリカのある病院での出来事。
とある外科医から、カラーリストに相談が寄せられました。その相談とは、手術中に患部から眼を壁や他のスタッフに向けると、どうにも目がチラチラしてしまって、集中できないというものでした。
どうしてそんなことになったのでしょう???
実はこれには、残像が大きくかかわっていました。
手術中、医者は患部を凝視し、鮮血をずっと見ているので、真っ白な壁や、真っ白な手術着に目を移すと、血の色の残像である「青緑」が残ってしまい、チラチラとしていたのです。
このことがカラーリストのアドバイスにより判明してから、病院では壁と手術着を青緑に変更しました。それからは、残像が消え、医師からの苦情も無くなり、安心して手術に専念できるようになったということです。 |